今年もいよいよ確定申告の時期が近づいてきました。今回は、申告方法とその期間、納税期限についての記事になります。税理士事務所が期限内に提出するために気をつけているポイントも併せてご紹介します。

1.確定申告のやり方と期間

確定申告の時期となりました。本年度の確定申告スケジュールは下記のとおりです。確定申告の時期をすぎますと、「期限後申告」となり延滞税や加算税といったペナルティが発生しますのでご注意ください。

電子申告(e-TAX)の場合

電子申告の受付は、2023年2月16日(木)0時~2023年3月15日(水)24時までとなります。

通常土日祝日は電子申告ができませんが、所得税の確定申告時期は全日24時間利用が可能です。ただしメンテナンス時間(主に月曜日の0時~8時30分)はできません。電子申告ができないといった場合は、メンテナンス時間に該当している場合がありますで、月曜日は特にご注意ください。

また、3月15日の24時までに電子申告のシステムで受信されないと期限後申告となります。申告期限が近づくと混み合いなかなか接続できません。また、昨年の令和4年は3月14日に接続障害のトラブルが発生しました。そのため、万が一に備えて、郵送でも間に合う3月12日~13日頃までには電子申告を終わらせましょう。

郵送の場合

郵送の受付は、2023年2月16日(木)~2023年3月15日(水)となります。
郵送の場合には、3月15日の消印まで有効となります。期限ぎりぎりでポストに出してしまうと翌日集荷となってしまい3月15日の消印が押されない場合がありますので、郵便局の窓口に持参し当日の消印を必ず押してもらいましょう。

税務署へ持ち込む場合

税務署に直接持参して提出する方法ことも可能です。平日は午前8時30分から午後5時まで受付をしています。
土日祝日は受付をしていませんが、確定申告の時期は受付をしている税務署もあります。提出先の税務署のHPで確認をしてみてください。

会場の入場の場合(相談等)は入場整理券が必要ですが、武蔵野税務署は申告書の提出のみの場合は入場整理券は不要です。相談窓口と申告書の提出窓口は異なるので、提出のみの方は誤って相談の列に並ばないように注意してください。

2.2月16日より前に確定申告書は提出できるの?

税務署に電話で確認をしたところ、2月16日よりも前でも上記の方法で申告を受け付けているとのことでした。

還付申告の場合

所得税を納めすぎている場合には、還付申告をして返してもらうことが可能です。還付申告の期限はその年の翌年の1月1日から5年間になります。5年をすぎると還付してもらえなくなります。

3.所得税の支払期限

現金で支払いする場合(ダイレクト納付、クレジット、QRコード決済含む)

2023年3月15日(水)となります。

振替納税の場合

現金で支払う場合よりも遅く2023年4月24日(水)となります。それまでに口座の残高確認をしておきましょう。